子どもやペットの飛び出し防止に門扉を設置!
様々な希望を叶えて建てた家でも、住んでいればあれこれ出てくるお悩みや困りごと。そんな住まいのエクステリアのお悩みや、毎日の暮らしがちょっと良くなる「いいコト」をご紹介するこのシリーズ。ナビゲートするのは、築5年の戸建てに住む主婦の陸田知美(りくたともみ)さん。周りの人からはシルミさんと呼ばれています。情報収集に熱心で、時にはご近所さんのお悩みまで解決してしまうしっかり者。
さて、今回のテーマは?
子どもが玄関から飛び出して、
ヒヤッとしたことありませんか?
ママー!公園で遊んでくるねー
気を付けていくのよー!…って、玄関から飛び出しちゃダメでしょ!!!
ごめんなさーい!行ってきまーす!
危ないなあ…。子どもってどうして何度言っても飛び出すのかしら。敷地に余裕がなくて家を建てるときはあきらめたけど、やっぱり門に扉をつけておけばよかったかな…
目次
子どもの交通事故原因の1位は
「飛び出し」です
子どもの交通事故は自宅から500m以内で多発しており、警視庁による子どもの人身事故発生状況を調べた「違反別発生状況(発生件数)」によると、歩行中の事故で最も多い原因は「飛び出し」でした。日頃、家庭や学校で安全指導を受けていても、子どもはつい「早く遊びに行きたい」「遅刻してしまう!」など目の前のことで頭がいっぱいになってしまうもの。親として、安全な環境を整えてあげたいものです。玄関前に門扉があれば、ひと呼吸おいて家から出ることができ、飛び出しを防ぐことが可能になります。
どんな門扉を選んだら良いの?
門扉とは、一般的に家の玄関ドアと道路との間に設置する門の扉のこと。建物と敷地の外とを仕切るだけではなく、防犯性を高めたり子どもやペットの飛び出しを防ぐ効果もあります。門扉の開き方には、内開き・外開き・引き戸があり、それぞれに一長一短がありますので、ご自宅のニーズに合わせて最適なものを選びましょう。
基本は「内開き右勝手」
内開き | 家側に扉を開くこと(対:外開き) |
右勝手 | 外側右側の扉を通常開閉すること(対:左勝手) |
内開きは道路から家に向かって開くタイプで、多くのお宅で選ばれているタイプです。最も一般的ですが、家族がベビーカーや車いすを利用している場合、開け閉めしにくいというデメリットもあります。
内開き・右勝手ができない場合は、上記の方法もあります。外開きの場合は開けたときに通行人や車にぶつかることのないように、扉の開く分だけ道路からセットバックする必要があります。
引き戸タイプ
引き戸タイプは奥行きのない玄関にも取り付けられるのが特長。ベビーカーや車いす、自転車などの出し入れもスムーズに行えます。
我が家は敷地内に自転車があるから引き戸タイプが使いやすそう!
ただ、扉を引き込むスペースがないから無理かしら…
我が家にも取り付けられる?
お悩みに応える門扉
門扉の必要性を感じながらも、スペースなどの問題から取り付けを迷っている方におすすめの方法をご紹介します。
引き戸にしたいが、引き込みスペースがない
シルミさんの家の様に、引き戸をしまうスペースのないお宅には、伸縮門扉がおススメです。LIXILのアーキシャットならキャスターとレールが不要なので、多少凹凸のある床でも設置することができます。
道路からすぐに階段がある
道路からすぐに階段が始まるお宅は、1段目の階段の上に引戸を設置できるものもあります。LIXILのアーキスライドなら、今まで門扉を諦めていた段差のあるお宅でも設置が可能です。
閉塞感が出そうで心配
門扉は欲しいけれど、暗くなって閉塞感を感じそう…という方は、デザインで一工夫を。格子状の門扉なら、扉をつけながらも開放的な雰囲気を保つことができます。
失敗しない外観とのコーディネートのために。
「住んでから後悔しないためのフェンス選びのコツ」
防犯性も高まる門扉で安全対策を
玄関前にスペースが少ない我が家でも設置できそうな門扉が見つかったわ。
子どもの安全確保はもちろん、門扉があるだけで防犯性も高まるのよね。夫に相談してみようっと!