玄関まわりを植木でおしゃれにするコツ
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玄関まわりを明るく印象的に演出!
植木でおしゃれにするコツ

「いってらっしゃい」「お帰りなさい」。家族を出迎えてくれる門まわりは、「家の顔」ともいえる存在。ゲストにとっても住まいの第一印象を左右する大切なポイントです。住まいの表情をより豊かに、個性的に演出するなら、グリーンとのコーディネートがおすすめ。門まわりに植物があると、気分がほっと和んだり、心が温かくなったり。外観の雰囲気もぐんとセンスアップして、お家に帰るのがもっと楽しくなりますよ。

グリーンを選ぶ前に、ここをチェック!

門まわりの生育環境

土の部分が少なかったり、日当たりの具合によっては植物の生育が妨げられることがあります。乾燥に強いもの、強い日差しを好むもの、日陰を好むものなど、環境に応じた品種を選ぶようにしましょう。また、落葉樹を植えると葉が落ちる季節は掃除に手間がかかったり、枝が伸びても剪定せずにいるとご近所トラブルの原因にも。植えてからのメンテナンスも想定して選ぶことも大切です。

出入りする時の動線

外出や帰宅など、門まわりは人の往来が頻繁な場所。時には大きな荷物を持っていたり、夜間に出入りしたりすることもあるでしょう。その際、樹の枝などが動線の邪魔にならないかをチェック。植えた時は背丈が低くても、生長するにつれて枝を張り、株が広がってくる植物もあります。成長度合いも考慮しながら、植える配置や品種を計画しましょう。

1年を通した景観

常緑種は一年中グリーンが楽しめ、門まわりのイメージを一定にキープできますし、目隠しにも適しています。一方、落葉種は葉や花の表情が変化して四季の風情が楽しめる反面、秋から冬は枝だけの状態になってしまいます。それぞれの特性を生かしたバランスを考えながら、1年を通して美しい門まわりにしたいですね。

門まわりに「シンボルツリー」を
植えてみよう

門まわりに「シンボルツリー」を植えてみよう

「シンボリツリー」とは住まいのシンボル的な樹木として、建物を印象づける大切な役割を担っています。そのため、背丈は高めで、インパクトのある品種がおすすめ。大好きな樹はもちろん、子どもの誕生日や家の完成などの記念樹として植える人も。こだわりと思い出を表すシンボルツリーは、住まいへの愛着もより深めてくれますよ。

和洋にマッチする常緑樹

和洋にマッチする常緑樹

爽やかなシルバーリーフの「オリーブ」は、風に揺れる優雅な姿が魅力。乾燥に強く、虫も付きにくい特長を持つので、ガーデニング初心者や虫の苦手な方でも育てやすい庭木です。濃緑の葉の「シマトネリコ」は、ボリューム感のある伸びやかなフォルムで人気を集めています。洋のイメージなら、門や外壁が白だと地中海風に、ダークカラーに合わせるとモダンな印象に。軽やかな樹形なので、和の門まわりも明るく演出できます。

花や葉色も楽しめる

花や葉色も楽しめる常緑樹

常緑樹の「ソヨゴ」や「常緑ヤマボウシ(ホンコンエンシス)」は、初夏に白い花が開花。常緑ヤマボウシは、季節ごとに葉色も変化します。紅葉を楽しむなら落葉樹の「イロハモミジ」、夏には花も咲く「ヒメシャラ」などがおすすめです。外観に四季の風情が加わり、シンプルな門まわりのアクセントにもなります。

和のグリーンで風格とインパクト

外観に風格を与える松やソテツ

日本には門まわりを覆うように樹木を植える「門かぶり」と呼ばれる植栽手法があり、その代表的な品種「松」は和の外観に風格を与えてくれます。日本庭園にも用いられる「ソテツ」はオリエンタルな雰囲気が魅力。インパクトのある樹姿を生かして、モダンでスタイリッシュなイメージにもアレンジできます。

アジアンテイストで個性的に

ヤシやコルジリネで個性的に

南国をイメージさせる「ヤシ」「ニューサイラン」「ドラセナ」などは、シャープなフォルムが特徴。門まわりにリゾートのようなリラックス感と個性をプラスしてくれます。「コルジリネ」のようにブラウンの葉色もあり、いずれも常緑種でメンテナンスが簡単なのも魅力。鉢植えを置くだけでも印象がガラリと変わりますよ。

シンボルツリーと「下草」を
コーディネート

シンボルツリーと「下草」をコーディネート

シンボルツリーだけでは「物足りない」「なんだか寂しい」と感じたら、低木や宿根草(多年草)、グランドカバーなどの「下草」をプラス。下草には、シンボルツリーを引き立て、植栽のバランスを整える効果があります。

中低木や宿根草

ローズマリーなどの宿根草や中低木

0.3~3mの宿根草や中低木などをシンボルツリーの足元に植えることで、植栽に安定感やボリュームが出て、奥行きと落ち着きのある門まわりになります。

【例えば…】ローズマリー、ツツジ、ニューサイラン、プリペット、ツゲ、アオキ、ツルニチニチソウ、南天など

グランドカバー

アイビーやクローバーなどのグランドカバー

「グランドカバー」とは地面を覆うように成長する植物のこと。むき出しの地面を隠して見栄えを良くしたり、雑草を生えにくくしたりするメリットがあります。

【例えば…】アイビー、ハツユキカズラ、ギボウシ、ミント、タイム、クローバー、ツルニチニチソウ、シバザクラなど

樹木は太陽の方向に向かって葉を茂らせるため、樹形をきれいに保つには植える場所や方角に合わせた品種を選び、定期的なメンテナンスも必要です。直接植えられない場合は鉢植えにする、玄関スペースであれば道路にはみ出さないようにするなど、メンテナンスすることも含めて門まわりのグリーンを楽しみましょう。