玄関アプローチのライトアップで住まいの印象はガラッと変わる!スタイル別、ライトアップのコツ
66

玄関アプローチのライトアップで
住まいの印象はガラッと変わる!
スタイル別、ライトアップのコツ

夜の玄関アプローチを美しく見せるために、ライトアップは不可欠。
そこで今回は、素敵な玄関アプローチをつくるためにライトを設置したい場所やポイント、さまざまな住まいの外観スタイルに合わせたライトアップのコツをご紹介します。

どこを照らせばいい?

設置場所とライトアップのポイント

ライトでつくる玄関アプローチの動線

門から玄関をつなぐ玄関アプローチには、人の動線に合わせてライトを配置し、玄関ドアまで導くようにするのがポイント。アプローチが狭いときや、さりげなく道を照らしたいときは埋め込み型のライトを使うのもおすすめです。アプローチのまわりに植栽や花壇がある場合は、柱状のポール型ライトを設置すると、足もとの動線だけでなく、植栽を美しく演出することができます。

埋め込み型ライト
埋め込み型ライト
ポール型ライト
ポール型ライト

玄関ポーチはデザイン性と使いやすさを両立

玄関ポーチでは、カバンの中から鍵を探したり、スムーズに鍵を鍵穴に差し込んだりするための充分な明るさが必要です。ドア横に「ポーチライト」や「玄関灯」と呼ばれるライトを設置して、ポーチ全体を照らしましょう。ポーチが階段状であれば、階段下に間接照明を設置することで夜間の歩行がより安全になります。

ポーチライト
ポーチライト
間接照明
間接照明

門袖などの壁は素材を活かした
ライトアップを

玄関前に表札やポストなどを設置する門袖(もんそで)もライトで演出することができます。壁面を美しく照らすポイントは、使用している素材を際立たせること。たとえば、石材を使用した凹凸のある壁であれば、照明を下から当てることで、素材の影や色がはっきりと浮かび上がり、ドラマティックな雰囲気に仕上がります。

門袖などの壁は素材を活かしたライトアップを

花壇や樹木、植栽を幻想的に照らす

樹木や植栽を上手にライトアップすれば、玄関アプローチが心惹かれる空間に生まれ変わります。花壇は間接照明型のライトで上から照らすと、花の色を際立たせることが可能。夜もお気に入りの樹木や花が美しく映える、花壇が主役の玄関アプローチも素敵ですね。

花壇や樹木、植栽を幻想的に照らす

外観スタイル別に
ライトの採り入れ方をご紹介

玄関アプローチの演出は、住まいのスタイルに合わせて行うことが大切。ライトアップばかりを気にして外観全体のバランスがちぐはぐにならないように、住まいのスタイルや外観テイストに合うアイテムや演出方法を知っておきましょう。

モダンスタイルのライトアップは
“くっきり&まっすぐ”がカギ

モダンスタイルのライトアップ

モダンスタイルの外観は、黒、白、グレーの色味を中心とした無駄のないスタイリッシュさが特長。玄関アプローチも、石材やコンクリートなど硬いイメージの素材を使い、都会的ですっきりとした印象に仕上げましょう。

洗練されたモダンスタイルの玄関アプローチには、光と影の境目がくっきりとしたライトアップがぴったり。外壁や門まわりに樹木を映すときも、陰影が強く出るようにしてみましょう。光と影が明瞭に分かれ、モダンスタイルのシャープな外観に磨きが掛かります。

モダンスタイルの玄関アプローチ

ライトは電球が直接見えて、はっきりと光るタイプがおすすめ。クールな印象を与える白っぽい光の色にすると、よりモダンな雰囲気になります。

白っぽく光るライト

また、モダンスタイルの外観や外構には直線的なデザインが多いため、玄関アプローチにもまっすぐ伸びる直線状のライトを設置すれば、シンプルながら重厚感のある空間を演出できますよ。

直線状のライト

こだわりや素材を照らす南欧風スタイル

イタリアやフランス南部など、南ヨーロッパをイメージした南欧風スタイル。玄関アプローチは動きのあるデザインが多く、レンガやテラコッタを使った温かな色味が特長です。
このように明るく凝った洋風外観の住まいには、デコラティブなライトアップがおすすめ。たとえば、玄関先の門柱に取り付ける門柱灯やポーチライトなど、特徴的なデザインのライトを選ぶと外観がさらに引き立ちます。
また、レンガをあしらった門袖やデザインにこだわった表札のサインなど、こだわりのポイントを際立たせるように照らしてみるのもいいですね。

南欧風スタイル
南欧風スタイル

ベージュや白の漆喰など、左官仕上げの外壁なら、壁の模様を魅せるライトアップも素敵です。下から照らして外壁全体の模様を浮き上がらせるのも良いですし、壁に埋め込んで円形に照らして、アイポイントにすることもできます。

アイポイント

玄関アプローチに枕木を取り入れられているなら、枕木のすぐ横にライトを設置するのもおすすめ。やさしい光に照らされた木の風合いで、昼と夜で表情が異なるアプローチを楽しむことができます。

枕木のすぐ横にライトを設置

和風スタイルはやさしい光のライトを配置

和風スタイルはやさしい光のライトを配置

旅館のような和風外観や、和モダンスタイルの住まいなら、玄関アプローチもシックで落ち着きのあるライトアップを採り入れてみてはいかがでしょうか。ポイントは光の強さと色、設置する高さです。

ライトを選ぶときは、カバーなどで覆われて電球が直接見えない、やわらかな雰囲気で光るタイプを選びましょう。たとえば、ツヤの少ないマットな質感のカバーで覆われたライトは電球の光が和らぐため、ぼんやりとした明かりでやさしい空間をつくります。また、光の色は、白っぽい色よりも少しオレンジがかった温かみのある色が和テイストの空間にはおすすめです。

和モダンスタイル

やわらかな光のライトを低い位置に置くと、外観をほんのりと浮かび上がらせて落ち着いた雰囲気に。行灯風の照明は、アプローチに沿って同じ側に置くと和モダン風に、交互に千鳥配置で置くと伝統的な本格和風のアプローチをつくることができます。

伝統的な和風のアプローチ

夜の玄関アプローチを魅力的にする

エクステリアライト「美彩」とは?

豊富なライトが玄関を彩る「美彩」

豊富なライトが玄関を彩る「美彩」

玄関まわりに設置しても主張しすぎない「美彩」は、コンパクトなサイズ感ながらも、ライトアップを楽しめるハイパワーな明るさを持っています。

ライトのバリエーションは21タイプと幅広くご用意しているので、今回ご紹介した玄関まわりで照らしたい場所や外観スタイルの照らし方に合ったライトが見つかりますよ。

ガラスデザインが美しい「ローポールライト」は、玄関アプローチの植栽をやさしく照らします。壁面を照らすなら「グランドライト」がおすすめ。照らす対象物に合わせて3つの大きさの中から最適なものを選べます。

ローポールライト
ローポールライト
グランドライト
グランドライト
グランドライト 3つの大きさ

外観スタイル別では、直線状に光る「バックラインライト」がシャープなモダンスタイルのライトアップにぴったり。ほかにも、「グラスフロアライト」と枕木を一緒に配置することで、南欧風スタイルの玄関アプローチに近づきます。
和風スタイルでは、「行灯照明」を取り入れると和の雰囲気がさらに高まりますよ。特に光を覆うカバーは、まるで本物の和紙を感じさせる高い意匠性を持っています。そのカバーから漏れる、やさしい明かりに心も穏やかになりそうですね。

バックラインライト
バックラインライト
グラスフロアライト
グラスフロアライト
行灯照明
行灯照明

住まいの印象をガラッと変えることができる玄関アプローチのライトアップ。思い思いにライトアップを楽しみながら、家族やゲストを温かく迎える玄関アプローチをつくりましょう。