庭をライトアップして
おしゃれにするポイント
四季折々に表情を変えて、住まいに豊かな彩りを添えてくれる樹木や草花たち。室内から眺めていても、その光景に心がホッと和みますよね。太陽の光を浴びた姿も美しいものですが、せっかくの植栽を生かすなら昼間だけではもったいない!夜は照明でライトアップして、暗闇に浮かび上がる幻想的な光景も楽しんでみませんか。植物たちの新しい魅力を気づかせてくれますよ。
目次
ライトアップのメリット
植栽に灯りを設置することで、空間に奥行感が生まれ夜の雰囲気が一変。その美しさは、お家の印象までより素敵に演出してくれます。さらに植栽のライトアップには、演出以外のメリットもあるのです。たとえば、夜間の足元を照らすことで、転倒などの事故を予防。住まいの周囲を明るくしておくことで、不審者が侵入しにくくなって防犯効果にもつながります。
植栽を照らす「ガーデンライト 」
ガーデンライトとは、屋外用の照明の中でも特に庭に用いられる照明のこと。設置する目的や場所などに応じて、さまざまな形状やデザインから選ぶことができます。設置する方法では、地中に固定する埋込み式やスパイク式、そのまま置くだけのスタンド型など。電源によって、家庭と同じ電圧の100v、ローボルト(12v)に対応したタイプの他、太陽光で充電する電源不要のソーラーライトなどがあります。それぞれの違いやメリット、安全性や耐久性なども考慮しながら、自分の住まいに合ったガーデンライトを選んでくださいね。
ガーデンライトの主な種類
ポール型
高さのあるポール(柱)状の照明で、アプローチや主庭などに使われます。見通しの良い空間には背の低いもの、生け垣やレンガなどの造作物がある場合は高めなど、置き場所に適した高さをチョイスするのもポイントです。
グランドライト(地中埋込み型ライト)
地中に埋め込む小型のライトで、光を上に向けて照射します。芝生や土には設置できませんが、石やコンクリートのアプローチ、タイルやウッド製のデッキの床面などに用いられます。
スポットライト
一方向に強い光で照らすことができる照明。ある場所を意図的に照らしたい場合などに活用されます。シンボルツリーのような高い樹木もしっかりライトアップできるので、存在感を強調できます。
ウォールライト
壁面に取り付けることができる照明で、壁際に植えられた植物たちを優しい灯りで照らしてくれます。上部や下部からスポットライトのように植栽を照らせば、光の線とグリーンとの美しいコンビネーションが楽しめます。
おしゃれな見せ方のヒント4選
ガーデンライトを使ったライトアップといっても、その手法はさまざま。照らす方向や対象を変えるだけで、異なる雰囲気の庭をつくることができます。ここでは、庭の樹木や植栽をおしゃれに演出してくれるライトアップのテクニックをご紹介します。
シンボルツリーの美しさを際立たせる
シンボルツリーなど高い樹木がある場合、スポットライトやグランドライトで下から上に照らしましょう。幹や枝葉の美しさが浮かび上がり、小さなあかりでも明るく感じられます。
樹木の影を映して奥行きを演出
スポットライトで樹木の下から壁に向かって照明を当て、壁面に樹木の影を生み出す手法もおすすめです。ライトアップされた樹木と壁面に映る影が幻想的な印象を与えるだけでなく、空間に奥行きや立体感も演出します。
間接照明で空間を広く見せる
壁が建物の正面に見える場合は、広角タイプのスポットライトやグランドライトで壁そのものを照らす手法も。樹木を直接照らすよりも落ち着いた印象で、小さな庭でも広く見える効果があります。
ポールライトで花壇をやさしく照らす
夜も美しい花を楽しみたい方は、花壇の中に間接照明型のポールライトを設置する手法も。上からのあかりが色とりどりの花をやさしく照らします。日中はなるべく目立たないように、設置する際は場所や照明のデザインを考慮しましょう。
ガーデンライトと一緒に快適性もアップ!
「外からの視線には目隠しフェンスを!後付けするときのポイントは?」
室内から眺めるときは、
ここに気をつけて!
屋外の照明が明る過ぎるとリラックスしにくいので、適度な光量のものを選ぶのがベター。色は暖色系なら落ち着いた柔らかい印象、クリアな白色はモダンでスタイリッシュなデザインに似合います。室内から見たときに眩しくないよう、ライトの角度にも注意しましょうね。