ベランダガーデニングのレイアウトのコツ3ステップで簡単&美しく!
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ベランダガーデニングのレイアウトのコツ
3ステップで簡単&美しく!

ベランダで植物の育成を楽しむ「ベランダガーデニング」。戸建て住宅はもちろん、マンションの小さなベランダでも、工夫次第でおしゃれに楽しめます。レイアウトのコツや注意点など、ベランダガーデニングを楽しむヒントをお届けします。

ベランダガーデニングのメリット

ガーデニングというと、イングリッシュガーデンなど庭を使った本格的なものからプランターや鉢で植物を育てるものまで楽しみ方はいろいろ。きれいなお花や色鮮やかなグリーンに囲まれた暮らしに憧れる方も多いのではないでしょうか。

なかでもベランダガーデニングは、大きな庭がなくても植物の成長を楽しめ、お手入れも比較的手軽なため、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。

コンパクトな空間だから育てやすい

美しい庭を維持するには、こまめなお手入れが必要ですが、なかなか時間を取れない方も多いですよね。コンパクトなベランダであれば、庭と比べて植物のお手入れに掛かる時間が少ないので、毎日忙しい方も手軽にガーデニングを楽しめます。夏の暑い日も、水やりに時間を掛けることなく、少しのお世話で植物を育てられるのでおすすめです。

周囲からの目隠しや日よけになる

2階建てのベランダやマンションの低層階だと、近隣の建物から部屋の中が見えていないか気になったことはありませんか?そんなとき、ベランダに背が高めの植物を置いたり、グリーンカーテンにすると、室内からの景色も楽しめるナチュラルな目隠しに。夏には室内に差し込む直射日光をゆるやかに遮って日陰をつくる役割も果たします。

親子のコミュニケーションの時間に

子どもと一緒にベランダガーデニングを始めることで、親子で楽しむ時間を増やせます。朝、決まった時間に水やりをすることで、早起きなどの生活習慣を身につけることもできます。また、野菜が苦手な子どもも、一緒に野菜を育てることで「自分が育てた野菜だから!」と苦手を克服するきっかけになるかもしれません。

知っておきたい
ベランダガーデニングの注意点

ベランダガーデニングはこのように気軽に始めることができますが、特にマンションの場合、管理規約に定められているルールに反していないかや、お隣や下の階、周囲にある建物への配慮など注意が必要です。

落下や飛散に注意する

ベランダにプランターを置く際は、まずプランターが落ちることがない場所を選んでレイアウトを考えます。特に手すりの外側にプランターを吊り下げるのは、プランターごと道路や下の階に落ちて怪我につながる可能性もあるため危険です。また、風が通り抜けやすい角部屋の場合、落下だけでなく、枯れ葉や土が飛散して周囲のお家に入らないかも配慮するようにしましょう。

落下や飛散に注意する

排水溝をふさがない

植物に水やりをしていると、少しずつ鉢底穴から水とともに土が流出します。定期的にお掃除をしないと、枯れ葉や土が排水口にたまってしまいます。特にマンションの場合、排水する溝が隣の部屋とつながっているため、水があふれるとお隣にも流れ込み、トラブルに発展することも。排水溝はこまめに掃除するようにしましょう。

排水溝をふさがない

水やりは周囲への配慮を忘れずに

ベランダで水やりをするときは、外の通行人や階下の洗濯物などにかからないように注意しましょう。特にスロップシンクの蛇口からホースを使う場合は、注意していても水が勢いよく飛び出すこともあります。他にもニオイのある肥料や薬剤を散布する必要があるときは、事前に近隣へ声を掛けることも忘れずに。

水やりは周囲への配慮を忘れずに

マンションは避難経路にも注意を

マンションでは、その多くがベランダを共用部として扱っているため、ベランダの使用について規約が定められています。大きな鉢や重いプランターを置きたい場合は、管理規約で制限がないかを確認しておきましょう。また、マンションのベランダには緊急時に階下に移動するための避難ハッチや、隣のベランダにつながる蹴破り戸があります。それらの前に重いプランターなどを置くと避難経路をふさいでしまうため、置かないように注意しましょう。

マンションは避難経路にも注意を

ベランダを広く、
おしゃれに見せるレイアウトのコツ

室内から見える一部を
ガーデニングスペースに

ベランダガーデニングのレイアウトの基本は、室内からの見た目を意識すること。いきなりベランダ全体を使ってレイアウトを考えるのではなく、たとえばお部屋のイスに座ってベランダを眺めたときに、目に入る部分にプランターを飾ってみましょう。

このとき、ただ床にプランターを並べるだけでは、室内から見たときにポツンと寂しい印象になることがあります。そういうときは、高低差を出すレイアウトを意識すると空間にメリハリと奥行きが生まれます。

ベランダの出入り口付近に大きなプランターを置くと、室内からベランダの奥が見えにくくなり、圧迫感を与えます。出入り口付近には背が小さめの植物や、程よく抜け感のある葉の植物を置き、大きめのものは出入り口から離れた場所に置くことで奥行き感が生まれ、ベランダを広く植物をすっきりと見せることができます。

床が見える置き方でベランダを広く見せる

ベランダガーデニングに慣れてきたら、少しずつ植物を増やして癒しの空間を広げてみましょう。新しい植物を増やすときは、STEP1のように奥行きや前後のバランスを意識することに加え、床を上手に見せるレイアウトを意識するのがポイントです。

手軽に広さを感じさせる方法としておすすめなのが、プランターを飾れるスタンドの活用。プランターを床に直置きするよりも見える床の面積が増えるので、ベランダを広く見せることができます。スチール製のものなどデザイン性にもこだわると、空間のアクセントにもなります。

また、エアコンの室外機にも専用のカバーを付けることで、カバー上部がプランターを置くスペースとして活躍します。専用カバーが室外機の無骨で生活感のある雰囲気を隠してくれるので、よりベランダがおしゃれな空間に変わります。

手すりや壁を使って立体的に見せる

床を効果的に使ったプランターのレイアウトがまとまってきたら、次はベランダの手すりや壁を使った空間づくりに挑戦です。

植物を吊るして飾るハンギングプランターは、空間を立体的に見せることができます。ハンギングにもさまざまな方法がありますが、手すりに引っ掛けられるプランターホルダーは、初心者の方でも簡単にガーデニングスペースを広げられます。

もっとハンギングプランターを飾りたい場合、置くだけで飾る場所を確保できるガーデニング用のフェンスやスタンドがおすすめ。板のすき間にプランターホルダーやS字フックなどが掛けられます。ウッド調のデザインだと、さらにベランダが自然な印象に。DIYでお好みの色に塗るのもいいですね。

使い勝手や美しさにこだわりたいなら、
LIXILのウッドデッキがおすすめ!

ベランダが花や緑で彩り豊かになると、ベランダの足もとにもこだわりたくなるもの。そんなときは、ウッドデッキやタイルなどのベランダ用床材を設置してみましょう。グリーンに合わせてベランダをナチュラルな雰囲気に仕上げたい場合、床材はウッド調のデザインがおすすめです。

LIXILでは、ウッドデッキの全商品がベランダへの設置に対応しています。自然な木の温もりと質感を再現した人工木デッキです。戸建てやマンションのベランダを、ガーデニングにぴったりなナチュラルで木の温かみのある空間に変えてくれます。

LIXILのウッドデッキ

ベランダと室内には段差があることが多いですが、高さ・角度を調整できる「アジャスト機能」があるので、室内との段差をフラットに近づけたり、またぎ段差をなくすことが可能です。ベランダへの出入りが楽になるので、より気軽にベランダガーデニングを楽しむことができます。

日々のメンテナンスが簡単なこともポイントです。水に強く耐久性に優れているため、ガーデニングの土汚れも水洗いでサッときれいにできます。プランターなどでデッキ表面に傷が付いたときも、紙やすりで簡単に補修できるので、美しいベランダを長く維持できます。