外まわりを自然に演出する「生垣」。知っておきたいお手入れの方法と時期
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外まわりを自然に演出する「生垣」。
知っておきたいお手入れの方法と時期

樹木で作られた生垣は、外からの視線を遮りながらも、圧迫感を与えず穏やかな雰囲気を演出してくれます。しかし自然の植物なので、美しさをキープするにはお手入れが必要。その手間を考えると、生垣をつくるかどうか、ちょっと悩んでしまいますよね。メンテナンスのポイントや管理しやすい品種などを知っておけば、ラクにお手入れできて、住まいに合った生垣がつくれます。

美しい生垣をつくる
お手入れのポイント

美しい生垣をつくるには、お手入れが大切!

せっかく生垣を作っても、植えたまま放置しておくと枝葉が混みあって風通しが悪くなったり、光が入りづらくなったりすることがあります。病害虫も発生しやすくなるので、植物が弱ってしまい、見た目の印象も損なってしまいます。また、伸びた枝や葉が道路や隣家の敷地に侵入すると、思わぬご近所トラブルになることも。これらを防ぐためにも、定期的な剪定や枝切りなど、正しいメンテナンスの方法を知っておきましょう。

水やり

樹木の生垣は、植え付けから1年ほどはこまめに水やりを。しっかり育ってきたら、ほとんど水やりの必要はなく、土が乾燥したら水をあげるくらいでOK。

肥料

樹木には即効性のあるものより、ゆっくり効果が出てくるタイプがおすすめ。植える前(元肥)、植えてから1年後は新芽が出る前(芽出し肥え)、花や実をつけた後(お礼肥え)などを目安に、成長のタイミングに合わせて与えます。

病害虫の予防・駆除

樹木に病気や害虫が発生してしまうと、駆除する手間や薬剤の散布量も増えてしまいます。そのため、樹木を消毒したり、剪定したりして発生前に予防することが大切。春・秋の年2回を目安に定期的な消毒を行うことで、病害虫の被害を最小限に抑えることができます。

剪定や枝切り

生垣の形を美しく保つほか、通気を良くして病害虫を予防する効果もあります。タイミングは植物の成長が止まる「休眠期」で、 常緑樹の場合は6月・10月頃、針葉樹は10月頃、落葉樹は冬場が目安です。自分で剪定バサミや電動バリカンを使って剪定する方法もありますが、美しく仕上げるならプロの造園会社の方などにおまかせするのが確実です。

品種は管理のしやすさや目的、
演出効果で選ぼう

品種は管理のしやすさや目的、演出効果で選ぼう
しっかり目隠ししたい

しっかり目隠ししたい

葉や枝で空間を埋めるには、枝が多くて広がりやすく、葉が密に生える品種が適しています。高い範囲まで目隠しするなら、「コノテガシワ」「エレガンテシマ」といった常緑針葉樹がおすすめです。

とにかくお手入れが簡単なもの!

とにかくお手入れが簡単なもの!

春に白い小さな花が咲く「ハイノキ」は、樹高4mほどになる常緑樹。成長が穏やかで、刈り込んでも萌芽力が強いのが特徴。剪定をあまりしなくても、自然に美しい樹形に成長します。

和の風情を演出したい

和の風情を演出したい

日本の生垣でおなじみの「サザンカ」は、園芸用では300種以上あり、花の色や形はさまざま。常緑樹なので1年を通して緑の葉が保たれ、秋には花が開花して華やかな和の風情を演出してくれます。

洋風&モダンな外観に合わせたい

洋風&モダンな外観に合わせたい

「コニファー」とは針のような細い葉をもつ針葉樹の総称で、低木から10m以上になるものまで種類は多彩。寒さに強くて育てやすく、鮮やかな緑が1年中楽しめます。北欧の森を思わせるモダンなフォルムは洋風やモダンな住宅外観ともなじみます。

植物+フェンスで、
生垣がよりお手軽に

植物+フェンスで、生垣がよりお手軽に

LIXILがおすすめする
生垣にぴったりのフェンス

LIXILでは、生垣との組み合わせを楽しめるフェンスをたくさんご用意しています。ご自宅のお庭にぴったりなアイテムを探してみましょう!

ハイグリッドフェンス

アルメッシュフェンス・
ハイグリッドフェンス

メッシュ状のフェンスにツタ類やツルバラなどを絡ませることで、厚みがぐんとコンパクトに。風通しが良いので植物の生育が妨げられず、刈り込みなどの手間も軽減できます。

エコリス メッシュパネル

エコリス メッシュパネル

植物を上から絡ませてつくれるエコフェンス。上部にあるポケットにプランターなどを置けば、緑のフェンスが手軽に出来上がります。