目隠しフェンスで、自分好みのガーデンをつくろう。
庭づくりをする時、植栽の種類やレイアウトばかり気にしていませんか?でも、庭の背景となる「フェンス」を見落としていると、「なんだか物足りない」「思っていたイメージと違う」と感じることも。 フェンスは目隠しとしての効果はもちろん、家の外観の演出や庭の印象にも影響を与える重要なアイテムです。庭のテイストや目的に合わせて目隠しフェンスをコーディネートすることで、見た目の印象はもちろん、ガーデンスペースの楽しみ方もぐんと広がりますよ。
目次
庭のイメージを引き立てる
4つのテイスト
ナチュラル
イングリッシュガーデンのように、植物の自然な姿を楽しむ庭にはナチュラルな素材感のフェンスがおすすめ。木目調のウッドフェンスは温かみがあり、植物ともよくなじんで、柔らかな雰囲気が生まれます。石やレンガを組み合わせたカントリー風なら、明るく爽やかな白の木調フェンスも相性がいいですよ。
ヨーロピアン
アンティーク調のガーデンアイテムや、バラのアーチなどを取り入れた欧風テイストの庭には、重厚で落ち着いた雰囲気のフェンスが似合います。中でもアイアン調のフェンスは、装飾性が高く、クラシックな趣があるので、よりお洒落な印象にセンスアップ。なめらかな曲線が、植物の色や表情をいっそう引き立ててくれます。
和風
和の庭園に竹垣を取り入れると、格調が高まり、落ち着きが生まれます。竹垣には見通しの良い「四ツ目垣」や「金閣寺垣」、視線を遮る「建仁寺垣」「御簾(みす)垣」など、さまざまな種類があります。経年と共に風合いが変化する天然素材と、経年劣化しにくい人工素材があるので、庭のイメージや目的に合わせて選ぶといいですね。
シンプル&和モダン
コンパクトにまとめた植栽や敷石、砂利などを現代的にアレンジした和モダンの庭。スタイリッシュに見せるなら、直線を生かしたシャープなデザインのフェンスがおすすめです。和の雰囲気を強調するなら、縦格子グレー系でまとめると洗練された印象の空間に仕上がります。
フェンスの選びの基本がわかる
「住んでから後悔しないためのフェンス選びのコツ」
デザインだけでなく、庭の楽しみ方をひろげるなら
お気に入りの雑貨をディスプレイ
鉢やプランターなどの小物やお気に入りの雑貨で、フェンスをデコレーション。目隠しを兼ねながら庭におしゃれなショップのようなコーナーを作ってみてはどうでしょう。 フェンスにフックを取り付けて小物を吊り下げたり、棚やボックスなどをプラスして鉢植えや趣味のコレクションを並べてみたり。インテリア感覚で自由にアレンジするのも楽しいですね。
フェンスを使ってガーデニング
ラティスタイプやメッシュ状のフェンスなら、バラやジャスミン、クレマチス、アサガオといったつる性植物を這わすことができ、グリーンが一層引き立ちます。季節ごとのハンギングバスケットをフェンスにかけても素敵です。フェンスだけでは目隠しができなくても、植栽をうまくコーディネートしてボリューム感が出てくると、周囲からの視線もカットしてくれます。
目隠しするなら知っておきたい
「どこまで必要?目隠しフェンスの設置場所と高さ」
照明と組みあわせると、昼も夜も美しいガーデンに
フェンスに照明を取り付けて植栽や雑貨をライトアップしたり、スポットライトで植物とフェンスを照らしたり。植物のシルエットがフェンスに浮かびあがって、幻想的な光景が楽しめます。夜の光景をイメージしながら、植栽とフェンスだけではなく照明もコーディネート。昼間とは違う庭の表情を作り出すことができます。
室内からの眺めが変わる!
「庭をライトアップしておしゃれにするポイント」
壁のアクセントとしてフェンスを使う
タイル仕上げなど異なる素材とフェンスをコーディネートした空間づくりで、壁全体をおしゃれに仕上げてみてはいかがでしょうか。フェンスを壁の一部に使うことで自然の光や風を取り入れながら、 壁全体が間延びせず飽きのこないデザインに仕上がります。
フェンスを上手に活用すると、見慣れた庭のイメージも一新。近隣との目隠しとしての機能だけでなく、フェンスを庭のデザインエレメントとして活用することで、もっと充実したガーデンライフが楽しめます。