エコで楽しい
自然のエクステリア。
「グリーンカーテン」で
真夏を乗り切ろう
猛暑の時季になると、強い陽射しや熱気で室温も上昇。暑いからといって冷房ばかりに頼っていると、光熱費や体調も心配ですよね。そんな真夏のお悩みを、植物のパワーで解決してくれるのが「グリーンカーテン」。つる性植物を使って家の開口部や窓辺などを覆うことで、住み心地はもちろん見た目も涼やかにしてくれます。節電・省エネ効果だけではなく、育てる・見る・収穫するといった楽しみもありますよ!
目次
グリーンカーテンのメリット
日差しと視線を遮れる
カーテンやブラインドと同じように、植物が夏の強い直射日光をカットして室温の上昇を抑えてくれます。外部からの視線も遮ってくれるので、気兼ねなく窓を開けて風を通すことができます。
お部屋の気温を下げる
木陰に入ると涼しく感じられるのは、植物の葉から水分を放出する「蒸散作用」によって周囲の温度を下げているから。屋外の熱気もグリーンカーテンを通ることで温度が下がり、涼やかな風を家の中に取り込むことができます。
暮らしを楽しく豊かに
植物を身近に感じることで、室内にいながら森林浴をしているような気分に。大切に育てた植物が成長していく様子は癒しや子どもの情操教育になり、収穫したものを食べる喜びは食育にもつながります。
グリーンカーテンにおすすめ品種は?
つる性植物を選ぶポイントは、「暑さに強い」「葉が大きすぎない」「密集しすぎない」こと。あとはお花を咲かせて鑑賞したいのか、葉のかたちや緑の彩りを楽しみたいのかなど、目的や好みによって異なります。植える場所を決めたら、園芸店などで相談するのがおすすめです。
花を咲かせて観賞したい
「アサガオ」や「ヒルガオ」の仲間、ウリ科の「ユウガオ」は夏らしい風情も演出できます。可愛くて小さな花なら「ルコウソウ」「スネールフラワー」、大輪の花なら「クレマチス」やパッションフルーツの一種「トケイソウ」がおすすめです。
グリーンでシンプルに演出したい
丈夫で育てやすい「アイビー(ヘデラ)」の仲間には、緑だけではなく淡い色の模様が入ったもの、葉の先が長くとがったものなどさまざまな葉色・形状の品種があります。常緑なので1年を通して長く楽しめるのも魅力です。
果実を収穫して食べたい
グリーンカーテンでおなじみの「ゴーヤ」、夏野菜の代表格である「ミニトマト」は育てやすく夏の食卓にも大活躍!スイカやキュウリもミニサイズの品種なら、グリーンカーテンに利用できます。他に「インゲン」「ツルムラサキ」「オカワカメ」なども。
かわいい実を見た目で楽しみたい
袋状の実とハート型のタネがかわいい「フウセンカズラ」、カラフルな実を付ける「オキナワスズメウリ」など個性豊かな品種があります。古くから親しまれているヘチマやヒョウタンはたくさんの実を付け、葉もよく茂ります。
つくり方・育て方のポイント
方角や庭からの見た目、水やりのしやすさなどを考えて、設置する場所を決めます。成長が早い品種や大きな実をつけるものの場合、隣家に侵食したりしないように配慮が必要です。
また2階に設置する場合、台風など強風にあおられて植物を這わせているネットごと飛ばされることがあるので、しっかりと固定して設置するようにしましょう。
「プランター」での栽培がお手軽
夏季だけ楽しむなら、地植えよりもプランター容器での栽培がおすすめ。植え付けしやすく、シーズン後の後片付けも簡単です。グリーンカーテンを大きく育てたい場合は植物が水分不足にならないよう、プランターも容量の大きなものをチョイス。形状やサイズ、個数は設置するスペースに応じて調整しましょう。
ネットや支柱はしっかり固定
つるを這わせるための必需品。園芸店などでグリーンカーテン用としてセットで販売されているものもあります。植物が成長した時のボリューム感や重量を想定しながら、使うアイテムや設置方法を決めましょう。強風でネットが切れたり、飛ばされたりしないよう、しっかり固定することも忘れずに!
パネルやフェンスを活用して
お手軽&簡単に
ネットが設置しにくいなら、パネルやフェンスなどを活用するのも一つの方法です。LIXILには、グリーンカーテンづくりに便利なアイテムもそろっています
エコリス ウォールメッシュパネル
「エコリス ウォールメッシュパネル」は、柱や壁面にパネルを面付けするだけ。施工の自由度が高く、いろいろな場所にグリーンカーテンをつくることができます。
エコリス メッシュパネル
植物を上から絡ませるタイプの「エコリス メッシュパネル」。上部のポケットにプランターを置くだけなので、植物の成長を待たずに緑のフェンスがすぐに出来上がります。