【実例から学ぶ】建売住宅の外構リフォーム。
プラン作成のポイントとショールーム活用法
以前、NO.49の記事でご紹介した、住宅を建てたあとからのエクステリアづくりのコツ。今回は、実際に建売住宅を購入し外構リフォームを実施されたお施主さまの体験談をもとに、リフォームの流れと成功のポイントをまとめました。外構リフォームをお考えの方必見の内容です。
目次
住まいの購入後に外構づくりができる
建売住宅ならではのメリットとは?
完成された建物を購入する建売住宅の外まわりは、土間コンクリートの駐車スペースがあるだけだったり、しっかりとした塀やフェンスが設置されていないケースも多くあります。そのため、庭や外まわりを充実させるためには、ご自身で外構専門会社に依頼しなければなりません。一見面倒に思えるかもしれませんが、すでに完成している建物に調和した外構デザインに仕上げたり、人通りが気になる場所に目隠しフェンスを足したりできるため、暮らしながら細かくプランを検討することができます。
しかし、住宅設計と同時にプランを検討できる新築の場合や、築年数が経って古くなったアイテムを取り替えるリフォームと比べ、建売住宅の外構リフォームは、少しイメージがつきにくいかもしれません。 そこで、実際に建売住宅の購入後に外構リフォームを行ったお施主さまにお話をお聞きし、外構リフォームの手順やノウハウを教えていただきました。
INTERVIEW
【外構リフォーム体験談】
建売住宅の外構リフォームのコツ
Profile
宮城県仙台市 S様邸
家族構成:夫婦、お子さま1人
ポストとネットフェンスだけだった建売住宅に外構リフォームを決意
新築の一戸建てを建売でご購入されたお施主さま。外構はポストが1つと敷地を囲むネットフェンスだけの状態でした。当初はカーポートだけを設置される予定でしたが、せっかくならモダンな建物の外観に合う外構デザインにしようと、外構トータルのコーディネートを検討されました。
イメージ通りの外構を実現するためにお施主さまが活用されたのが、LIXILのエクステリアショールーム。そこで展示されている実物を確認しながら、ご夫婦でエクステリアを選ばれたそうです。
ショールームではカタログでのイメージ写真だけでなく、実物をじっくり見て色や質感を確認できたのが良かったです。
コーディネーターのプラン提案と
アドバイスで外構がグレードアップ
スタイリッシュな「カーポートSC」を設置することを前提に、ショールームの空間展示やコーディネーターのアドバイスとプラン提案を参考に、木目調の「開き門扉AA」や「オーバードア」などで外構デザインをコーディネート。シンプルだった外観がボリューム感のある邸宅へと生まれ変わりました。
外構づくりでこだわったのは、子どもの道路への飛び出しを防ぐために敷地の周囲を「フェンスAA」で囲ったこと。また、敷地の隣に駐車場があって、そこを出入りする車から家の中が丸見えになるので、フェンスを2段にして外からの視線が気にならないようにしました。
プランを進めていくうちに、 せっかく「カーポートSC」を設置するなら、ウッドデッキを設置して、同じシリーズの「テラスSC」で合わせたいと思って。お庭まわりにもエクステリアアイテムを追加しました。
知っておくと安心。
外構リフォームで意外に大変なこと
住んでから気づいたことを解消できる外構リフォームのメリットは多くありますが、ひとつひとつにこだわったり、使用する設備が増えたりすると、当初の想定より時間や費用が掛かって大変なこともあります。
お施主さまの場合はどうだったのか、今回の外構工事で大変だったことを尋ねたところ、返ってきたのは少し意外な点でした。
思ったよりも大変だったのは、電気工事ですね。外部コンセントから電気を持ってくるだけで終わると思いきや、実際はそうではなくて。大元からきちんと電源を回すための工事が必要だったのは想定外でした。
特に最近の外まわりの設備は、宅配ボックスやLED照明、車庫前門扉など電気を使うものが多いため、あとから設置する場合は電気工事が必要になる可能性があることを覚えておきましょう。
カーポートをリフォームで
設置するならこんなことにも要注意
「カーポートSC」の設置を希望されていたお施主さま。それだけにカーポートを設置する際の注意点や、工事に入る前にチェックしておきたいポイントについても詳しく教えていただけました。
カーポートのサイズは要チェック!
カーポートを設置するときは、駐車する車のサイズをしっかりと測っておきましょう。「5ナンバーの車だからこれくらいで大丈夫」と、サイズをよく確認せずにカーポートを設置した結果、微妙に奥行きが足りずに車がカーポートからはみ出てしまうことも。きちんと寸法を把握して、車の大きさにあわせて余裕のあるカーポートサイズを選ぶのがおすすめです。
また、跳ね上げ門扉を設置する場合も、高さの制約があるので注意が必要です。「今、乗っている車の高さであれば大丈夫」と思っていても、あとから車にルーフキャリアを付けると跳ね上げ門扉を通れなくなってしまうという事態も考えられます。
今、乗っている車だけでなく、将来的に乗りたい車やライフスタイルも考えて、カーポートや跳ね上げ門扉を選んでおくと安心だと思います。あとは工事中の車の置き場所でしょうか。
車を移動できる場所を確保しよう
意外と頭から抜けがちなのが、外構リフォーム中の車の置き場所。カーポートを設置する場合、一時的に駐車している車を動かす必要があります。敷地内に車を置くスペースを確保できれば問題ありませんが、特に都市部の場合、そのような広い敷地がある住まいはなかなかありません。リフォームで自宅に住みながら外構工事を行う場合は、事前に車の置き場所を確保しておきましょう。
外構リフォーム後は、便利・快適で家族が楽しめる住まいに
デッキとテラス屋根を設置して生まれ変わったお庭では、家族でバーベキューを楽しんだり、お子さまがプール遊びをしたりしているそう。そんなお子さまが楽しむ様子を、のんびりくつろぎなら見守る休憩スペースとしてもデッキ空間が活躍しています。
休日に遠出をしなくても家族で楽しめる空間をつくりたい方には、デッキとテラス屋根の組み合わせがおすすめです。
これまではリビングから庭に出るのに段差がありましたが、デッキをつけてそれが解消されました。今では子どもが出たり入ったりと楽しそうにしています。
「設置して良かったと思うエクステリアはありますか?」というご質問に、お施主さまが絶賛されたのが「スマート宅配ポスト」。家にいるときも、いないときも、荷物の受け取りや発送ができる「スマート宅配ポスト」は、スタイリッシュなデザインで、どんな外構にもなじむ人気のエクステリア商品です。
新型コロナウイルスが広まってから、ネット通販を使う頻度が増えたので、非接触でも荷物が受け取れる点がすごく便利で。「スマート宅配ポスト」は本当におすすめです。
今回のお施主さまも活用されたように、LIXILショールームでは豊富な展示と専門知識豊かなコーディネーターが住まいにぴったりなエクステリアをご提案します。また、一部のショールームでは、簡単な完成イメージを作成するサービスを行っています。ショールームにお越しの際はぜひご活用ください。
ショールームで作成できる
エクステリアの完成イメージ例
※一部のショールーム及びご来館いただいたお客様への限定サービスとなります。
※ホームページで詳細をご確認いただき、ご予約の上、写真データをショール―ムにお持ちください。
※あくまで完成イメージです。