これで解決!車の暑さ対策のコツ
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これで解決!
車の暑さ対策のコツ

長期休暇やお盆の帰省など、夏は車で外出する機会の多いシーズン。いざ出かけようと車に乗り込んだとき、ものすごい熱気で思わず「暑っ!」となった経験はありませんか?車内が熱気がおさまるまで外で待たされると、うんざりしますよね。真夏の炎天下に車を置いておくと、車内の温度は外気温以上に高くなります。しっかり対策をして、快適な車内で夏ドライブへ出発しましょう。

なぜ車内は高温になるの?

真夏の炎天下に駐車した場合、車内の温度は60度以上、ハンドルやダッシュボードは80度以上まで上昇します。なぜ、このように高温になるかというと、直射日光によってボディが熱され、ガラスから入った日光の熱を車内のシートやダッシュボードが吸収するため。熱を放出しようとしても、気密性の高い車内は空気の逃げ場がないので、どんどん温度が上昇してしまうのです。

強い日差しと高温で、
思わぬトラブルも

熱中症、火傷

熱中症、火傷

炎天下に車を置いておくと、車内の熱中症指数はわずか15分で危険レベルに達します。また、夏は肌の露出が多い服装のため、熱くなったハンドルやシートなどに触れて火傷をする危険性も考えられます。

モノの破裂や破損

モノの破裂や破損

車内に放置していたスプレー缶やライターなどが破裂したり、メガネなどのプラスチック製品が変形したり。スマートフォンやカーナビといった精密機器にも悪影響を与える場合があります。

車の劣化や故障

車の劣化や故障

紫外線はボディの塗装や、樹脂・ゴム製のパーツなどを劣化させる最も大きな要因です。また、冷却水の温度が上がりすぎてエンジンを十分に冷やすことができず、エンジントラブルを起こす可能性もあります。

対策① 今すぐ手軽にできること

水をかける

水をかける

ルーフや前後左右のガラスに、ホースやバケツ、ペットボトルなどで水をかけます。熱くなったボディを冷やすことで、車内の温度も下がりやすくなります。

濡れタオルで拭く

ハンドルやダッシュボード、シートなど、高温になっている箇所を水で濡らしたタオルで拭きます。車内温度を下げるほか、火傷の予防にもつながります。

タオルをかけておく

車内で最も熱くなるダッシュボードやハンドル、チャイルドシートの金具部分など、タオルをかけておくことで体感温度も変わります。

強制的に換気をする

左右いずれかのドアを開け、反対側のドアの開け閉めを10回ほど繰り返すと、車内の熱気を効率よく換気できます。

対策② グッズを活用する

サンシェード

サンシェード

車の窓に装着して、日光の熱の侵入を防ぎます。装着場所は車の外側の窓がベターですが、風に飛ばされやすいようしっかり固定を。内側に装着する場合は、端までしっかりカバーできるサイズを選び、窓とサンシェードの間に隙間ができないようにします。光を反射しやすい銀か白、厚みと断熱性のある素材ならより効果的!

IRフィルム

赤外線(IR)をカットする「IRフィルム」は断熱·遮熱効果があり、フロントガラスに貼ることで車内温度の上昇を抑えます。自分で貼ることもできますが、気泡や傷を防ぐには専門の業者に依頼するのが確実です。

車内用冷却スプレー

スプレーするだけで、車内温度がクールダウン。チャイルドシートに使用できる赤ちゃん用や消臭除菌効果のあるものまで様々なタイプがあります。ただし、スプレー缶は破裂の危険性があるので、高温の車内に放置するのは厳禁です。

対策③ カーポートを設置する

カーポートを設置する

車内の熱さ対策で、最もシンプルにして有効なのが「車を日陰に置く」こと。住まいの敷地内に適当な日陰がない場合は、カーポートの設置がおすすめです。さらに屋根の素材に注目すると、車内温度の上昇を抑える効果はより高くなります。

例えば、LIXILなら
こんな素材があります

ポリカーボネート

ポリカーボネート

カーポートの屋根材として多く用いられている素材。ガラスの約200倍の強度があり、紫外線をほぼ100%カットしてくれます。

熱線吸収ポリカーボネート板

熱線吸収ポリカーボネート板

熱線吸収タイプにグレードアップした、高機能のポリカーボネート屋根材。

熱線遮断FRP板DRタイプ

熱線遮断FRP板DRタイプ

熱線遮断するFRP素材の特殊な屋根材。冷暖房効率がグンとあがり、節約省エネにつながります。

アルミ

アルミ

直射日光はもちろん視線も遮るので、頭上の汚れや落ち葉を気にしなくてもOK。シャープで涼しげな質感も魅力です。

スチール折板

スチール折板

スチール素材の屋根材です。日光は通さず、強風や積雪に耐える頑丈さが特徴です。