どう決めるの?ムダのないカーポートサイズの選び方
10

どう決めるの?
ムダのない
カーポートサイズの選び方

真夏の日差しや冬の霜などから愛車をガードしてくれるカーポート。さまざまなバリエーションがあり、いざわが家に設置するとなったら、何をどう選べばいいのか迷いますよね。カーポート選びで重要なポイントのひとつが「サイズ」!寸法を間違えてしまうと、駐車場スペースが無駄になってしまったり、せっかくのメリットが発揮できなかったりすることも。きちんとサイズを確認して、最適なサイズのカーポートを設置してくださいね。

カーポートのサイズの
基本を知っておこう

カタログなどでは、カーポートの寸法を幅(W)=「間口」、長さ(L)=「奥行き」、「高さ」(H)で表記しています。それぞれがどの部分を指すのか、知っておきましょう。


幅(W)=「間口」

車の入口部分の寸法を指し、置く台数によって最も大きく変動する部分。車を出し入れする時の回転半径やドアの開閉なども考慮して、車体の幅よりも余裕のあるサイズを。

長さ(L)=「奥行」

カーポート全体の長さで、車体の全長+60cm~が一般的。ただし、2台以上の車を縦列駐車する場合などは、必要な奥行も変わってきます。

高さ(H)=「柱の高さ」

カーポートでは、一般的に「柱」の高さを指します。車体の高いワンボックスカーや、キャリアーを取り付けている場合は、それに応じた高さに。設置する場所の傾斜なども考慮しながら検討することが大切です。

あなたの車のサイズは?



カーポートを選ぶ時は、駐車する車のサイズを知っておくことが先決。正確なサイズを車検証などで確認しておきましょう。さらに、ドアの開閉方法や形状などもチェック。スライドドアなら省スペースですみますが、スポーツカーのようにドア幅の大きなものはカーポートとの幅にも余裕が必要になります。「今どんな車に乗っているか」はもちろん、「将来どんな車に乗るか」も考えながら選ぶといいですよ。

駐車スペースの形状は?

駐車スペースは、前面道路との位置関係、つまり車の出し入れのしやすさによって、適した形状やサイズがあります。

道路と直角に設ける

前面道路幅が4m以上あり、駐車スペースの奥行が車の長さ以上確保できる場合に適しています。道路幅が狭い場合は、間口を広めにすると車の出し入れがスムーズです。

道路と斜めに設ける

敷地が変形している場合、前面道路幅が狭い場合などに適しています。特殊な形状になるので、それぞれの場所の寸法をしっかり検討することが大切です。

道路と平行に設ける(縦列駐車)

前面道路幅が狭く、道路側の敷地に長さ(奥行)が確保できる場合に。カーポートは、駐車スペースの奥側に支柱を立てる「片流れタイプ」が適しています。

※イラスト内の寸法は目安です。

置く車の台数は?

1台

「間口」は約2400㎜~が一般的で、このサイズだと大半の車は屋根の中に納まります。車体の幅が広い、車から乗り降りする時に雨に濡れたくない、といった場合は間口の広いタイプがおすすめです。

1.5台

自転車やバイクなどを置いたり、作業スペースなどを確保したい場合。1台用と比べると、「間口」「高さ」は同じサイズで、「奥行」が長いのが特徴です。車体の長さ+約1400㎜の余裕があれば、自転車2台は十分止めることができます。

2台用

2台を並列で駐車するための必要最低限の「間口」は約4800㎜~。車のドアを開け閉めする時、お互いが接触しないようなサイズを選びましょう。縦列駐車の場合は、1台用の2倍の「奥行」を確保できるスペースが必要です。

どんなデザインがあるの?

カーポートのデザインは、屋根の支持方法などによってさまざまなタイプあります。駐車スペースの条件や外観とのコーディネートなどを考えながら検討してくださいね。

例えば、LIXILなら
こんなカーポートがあります

カーポート 片側支持(片流れ)タイプ

片側支持(片流れ)タイプ

片側の柱で屋根を支えます。省スペースで設置でき、すっきりとしたデザインが魅力。

カーポート 両側支持タイプ

両側支持タイプ

両側の柱で屋根を支えるタイプ。安定感のある左右対称のデザインと頑丈さが特長。

カーポート 両側支持(吊り+置き式)タイプ

両側支持(吊り+置き式)タイプ

前後のフレームで屋根を支えることで、敷地形状にフィットさせられるデザイン。