玄関ポーチとは?知っておきたい役割とおすすめエクステリアアイテム
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玄関ポーチとは?
知っておきたい役割とおすすめエクステリアアイテム

家に入るときにはじめに目にする玄関ポーチ。設計やデザインによって、住まいの印象や使い勝手が変わる大切なスペースです。今回は家づくりの際に知っておきたい玄関ポーチの役割や特長、取り入れると便利なエクテリアアイテムについて解説します。

玄関ポーチとは?

玄関アプローチとは何が違う?

玄関ポーチとは、玄関扉の外側にある出入りのためのスペース。主に玄関前の屋根や庇(ひさし)がかかっている場所を指します。玄関ポーチは外観の印象を左右するだけでなく、家への出入りのしやすさなどにも影響するため、家づくりの際はデザイン性と機能性を考慮することが大切です。

一方、玄関アプローチは門(敷地の入り口)から玄関までの通路のことを指します。一般的に玄関ポーチは住宅の建築面積に含まれますが、玄関アプローチは建築面積に含まず、外構工事の範疇とされます。しかし住まいづくり全体で考えた場合、玄関ポーチと玄関アプローチは分けて考えるよりもつながりを意識して設計する方が、見た目や使い勝手は格段に向上します。

玄関ポーチがあると
住まいと暮らしにいいコトたくさん!

雨や雪の日もスムーズに出入りできる

雨や雪の日に帰宅する際、荷物を持って傘を差したまま玄関ドアやカギを開け閉めするのは大変ですよね。屋根や庇(ひさし)がある玄関ポーチがあれば、一旦傘を閉じて雨や雪に濡れることなく、スムーズに玄関の出入りができます。ほかにも荷物の一時置きや訪問者の対応など、さまざまなシーンで暮らしを快適にしてくれます。

玄関まわりの設備・建材の汚れや劣化を抑える

屋根や庇(ひさし)がある玄関ポーチなら、風雨や強い日差しも防ぎます。直射日光による紫外線の影響も受けにくいので、ポストなどの設備や建材の日焼け・劣化も抑えられます。美しい玄関を長く維持でき、メンテナンスの負担も軽減できます。

外観の印象がワンランクアップ

玄関扉や庇(ひさし)などで外観デザインに変化をつけるのにも効果的です。外壁カラーに合わせた色調で統一感を出したり、玄関ポーチの部分だけ印象的な色を使用してアクセントにするなど、工夫次第で外観の印象をよりおしゃれに仕上げられます。

玄関ポーチに取り入れたい
エクステリアアイテム4選

1. 「照明」でデザイン性と
防犯性がアップ

夜間も玄関ポーチを快適に使用するためには、照明の設置が欠かせません。デザインや照らし方にこだわって設置すれば、明るく安全なだけでなく、おもてなし感のある玄関ポーチに仕上がります。屋根の下を照らす「ダウンライト」や、壁に設置するデザイン豊富な「ポーチライト」、階段に設置する「フットライト」など、必要なライトを選びましょう。

防犯性を高めたい方は人感センサ付きの照明もおすすめ。深夜に人が近づくと明るく照らすので、防犯意識の高い家だと認識させることができます。どのライトもLEDを選べば、虫が寄りにくく、電気代も抑えられます。

2. 簡単設置で生活が便利になる
「宅配ボックス」

宅配ボックスは、暮らしを便利にしてくれる人気のエクステリアアイテム。不在時の荷物の受け取りはもちろん、子どもだけの留守番時や、モニターで訪問者の顔が確認しにくいときに宅配ボックスがあると、非対面で対応できるので防犯面でも安心です。

玄関ポーチに設置するときは、広さやドアの開閉の向きなどを考慮して、荷物が取り出しやすい場所に設置します。据置タイプは限られたスペースにも設置しやすく、施工も簡単なため後付けリフォームにも最適です。

3. 「手すり」があれば家族の歩行も安心

玄関ポーチに高い段差や階段がある場合、昇り降りが大変だったり、すべり・つまずきの原因になることがあります。手すりがあると身体を支えることができるので転倒の防止に役立ちます。小さなお子さまや高齢のご家族がいる方はぜひ採用したいアイテムです。

ライフステージに合わせて手すりを追加したい方は、あとから設置できるように必要な広さや導線をあらかじめ確保して玄関ポーチをプランニングしましょう。さらにアプローチに向かって段差が続く場合は、手すりとスロープを合わせて設置すると、ベビーカーや車いすでの出入りもしやすくなります。

4. 視線が気になるなら、
玄関ポーチの前に「目隠し」を

人の出入りが多い玄関は、外からの視線が気になる場所。ドアを開けるたびに、通行人から家の中が丸見えになるのは避けたいですよね。しかし住まいの設計上どうしても見えてしまうというときは、玄関ポーチの前に目隠しを設置してみましょう。

たとえば、高さのある塀や門袖を玄関ポーチの前に設置すれば、視線をしっかりとカットできます。圧迫感を抑えながら視線を遮りたい方には、格子タイプのスクリーンフェンスがおすすめ。風や光を通しながら、プライバシーをしっかりと守ってくれます。

LIXILのプラスGなら
デザイン性と機能性を両立!

LIXILの「プラスG」は、玄関まわりや庭といった外まわりの空間をワンランク上のデザインにできるエクステリア商品。骨組みをつくる「Gフレーム」や、ゆるやかに敷地を間取る「Gスクリーン」といったアイテムを組み合わせ、住まいと調和しながらオリジナリティのある空間をつくることができます。

プラスGの「パネルファンクション」なら、玄関ポーチ前に設置しても光や風を採り込みつつ外からの視線を遮ることが可能。高いフェンスで敷地を覆うように閉鎖的な印象にならず、お子さまやペットの飛び出しを防いで、安心感のある玄関ポーチを実現できます。

さらに用途に合わせて、サインやインターホン、ポストなどのファンクションパーツを組み合わせることも可能。玄関ポーチのまわりをすっきりと演出しながら、玄関まわりの使い勝手を高めることもできます。

プラスG パネルファンクション

光と風を通しながら、玄関ポーチの前はしっかり目隠ししたい方には、Gスクリーンの「目隠しフェンスタイプ」がおすすめ。採光、通風性に優れたスリットパネルとプライバシーを確保する目隠しパネルを位置ごとに使い分けることで、視線をカットしたい位置だけ目隠しすることができます。玄関ポーチの前に設置する際は、玄関ドアを開けても通行人と視線が合わない位置に目隠しパネルを使うとストレスなく出入りできます。

Gスクリーン 目隠しフェンスタイプ

外観のデザイン性も暮らしやすさも向上させる玄関ポーチ。これから住まいづくりやリフォームを検討されている方はぜひ、玄関ポーチの使い勝手にも着目してみましょう。